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彼女とのゲームのこと

2010年03月15日 17:02

初めてのビリヤードも、初めてのダーツも、みんな彼女とした。
彼女というのはジャズピアニストの友人のこと。
彼女との出会いは大学生の時。
もうずい分前になる。
きれいで、ピアノが上手で、共にインターナショナル育ちの妹とは英語で会話をする。
低俗と言われようと、私にはそれがなんだかとてもカッコ良く見えた。
でも実は、ものすごい天然。
話しているとあまりに突拍子もないことを言うので、退屈することがない。
仲良くなればなるほど、彼女のことを好きになる。

彼女にまつわるエピソードはいくつもあるけれど、初めてビリヤードをした時のことは忘れられない。
ヒールの高いロングブーツに編みタイツをはいた長い脚を惜しげもなくミニスカートからのぞかせ、
角度をつけるためにビリヤード台の端にその小さなお尻を乗せ、後ろ手でキューを操ったりするのだ。
私にはそれが最初のビリヤードで球さえ上手く突けなかったのだけれど、むしろやらなくても全然良かった。

それからもうひとつ、ダーツの思い出もある。
彼女が恋人と一緒に住んでいた部屋に遊びに行くと、なぜかダーツが壁にかけてあり、
良くバーにあるようなスタンド式の灰皿があるのだった。
性格が破天荒なら、趣味も飛んでいる。
彼女と恋人は良くダーツゲームをしながらじゃれあっていた。
それをこっそり眺めているのが好きだった。携帯ゲーム
パチンコゲーム

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ボウリングゲームのこと

2010年02月26日 12:35

ラッキーストライク、カフェオレ、チェロ、映画、空港、カラーチョニー

きれぎれの、断片でしか思い出せない記憶。
大きな流れというか、物語としては出てこないのに、細かいディテイルばかり覚えているのは少し変だと自分でも思う。
でも、それが彼との思い出の全てだ。

一度だけ、一緒にボウリングをしたことがある。
確かその日はピアニストやバイオリニストやあらゆる音楽家が毎夜集まる音楽バーで一緒に飲んでいて、流れでボウリングに行くことになったのだ。
夜通しボウリングだった。
何ゲームしたか覚えていないくらいだ。
私はボウリングがとても下手で、ちゃんと真ん中を狙わなくては、と思いすぎてガーターばかり出してしまう。
彼は自分がボウリングをするのはもちろん、人に教えるのもうまい。
「腕の位置がこうだったら狙ったところにいくよ」
と、実際に身体を使って動かされて投げてみる。
すると見事にストライクが出るのだ。
本当に器用な人だな、と思うのはこういう時。

彼とはすれ違ってばかりだった。
すれ違いが続きすぎて、気持ちが中途半端なまま何年も止まってしまって、結局今でも、それはどこにも行く場所がない。

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じゃんけんゲームのこと

2010年02月23日 09:40

じゃんけんゲーム「あっち向いてホイ!」と言うと、思い出すことがある。
あるお笑い芸人の舞台で、いきなり冒頭から「ジャンケンぽい、あっち向いてホーイ!」と始まるネタがあった。
これがかなり変。
ジャンケンに勝ち続けている方が負けた方にあっち向いてホイをくらわされるのだけれど、必ず棒で叩かれるのだ。
あのリズムで何度も繰り返されるので、見ていてそのひどさ加減がなんともいえなく面白い。
耐えられなくなって、叩かれている方が質問する。

「聞きたいことはいっぱいあるんだけど。ジャンケン、僕が勝ってるよね?それと、”あっち向いてホイ”ってこんなゲームじゃないよね?」
「”俺はあっち向いてホイ”をやってるつもりはない。”〇〇叩いてジャンケンゲーム”をやってるんだ。だから、ジャンケンの勝ち負け関係なく〇〇を叩かなければならない」

なんの説得力もない。
ちなみにふたりの関係は、叩かれている方が社長で叩いている方がアルバイト。
でも、幼馴染で仲が良いのだ。
そして、ちょっぴり切なくて泣ける展開に誘う。

この人たちはコントがうまい。
小手先だけの小細工も、特別な技術も盛り込まれていない。
心底、コントが好きな人たちによるコントなのだ。
そのシンプルさにいつも感動し、笑ったり泣いたりする。
こういう芸を見せてくれる人たちはちょっといないと思う。

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しりとりゲームのこと

2010年02月15日 00:18

良くしりとりゲームをした。
色んなバージョンを持っていた。
たとえば、出たものを復唱していくしりとり。
「りんご」
「りんご、ゴリラ」
「りんご、ゴリラ、らっきょう・・・」
これはものすごく盛り上がる。
長くなるに連れて笑っていられなくなり、慎重な顔つきになる。

それから、始めと終わりの文字を同じにして文章を作っていくしりとり。
「By the wayは”たとえば”という言葉」
「カップに珈琲をついでくれるか」
これは難しい。
一文章を作るのに、ものすごく時間がかかる。
だから実はあんまり流行らなかった。

それから、金しりとり。
お金に関係する言葉でするしりとり。
「株式投資」
「紙幣」
「インサイダー取り引き・・・」
これも面白い。
でも、限界があるのでネタが尽きるのも早い。

今作るならどんなしりとりがいいかな、と時々考えることがある。

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チェスゲームのこと

2010年02月06日 19:58

部屋の整理をしていたら、とても懐かしいものが出てきた。
携帯用のチェスボードだ。
一気に思い出が甦ってくる。

土臭い緑の匂い、色も形も仰々しすぎる植物、来る日も来る日もしとしと雨が降っていたこと、カフェの隅のテーブルで向かい合ってぽろぽろ泣いたこと・・・・。

「Quick、quick」というのが口癖だった。しょっちゅう
友人たちとバーでカードゲームかチェスをしていた。
初めてのチェスは彼に教えてもらった。
彼はドイツ人で英語が少し苦手だったので、ルールを飲み込むのが大変だった。
全く勝負になんかならなかったのだけれど、もしルールをちゃんと把握できたら面白
いんだろうなぁと思って、何度も挑戦した。
彼がプレイしているのを見るのはもっと好きだった。
いつも本当に楽しそうに、ビールを飲みながらプレイするのだ。
そのバーで食べさせる生魚をオリーヴオイルで調理しただけの料理が
美味しかった。

このチェスボードは、私が帰国する時に彼がくれた。
あの優しい目の色を今でもときどき思い出す。

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